皆さんは「ビブリオバトル」をご存じですか?
2010年ごろから普及され始めた、本の紹介コミュニケーションゲームです。
「人を通して本を知る。本を通して人を知る。」をキャッチコピーに、学校だけではなく図書館やカフェなどでも広く活用されています。
ルールはいたって簡単、みんなが紹介したい本を持ち寄り、1人5分間という制限時間の中で本の紹介プレゼンテーションを行います。その後に参加者全員による質疑応答が行われ、最後に「一番読みたくなった本」を投票で決定します。
キャッチコピー通り、互いに親睦を深めたり、本への造詣を深める目的もありますが、実践してみると、プレゼンテーションの能力を上げることにも繋がるものだと分かります。
5分間という時間をどのように使ってプレゼンを構成するか、どうすれば聞いている人に「読みたい」と思ってもらえるか、そんなことを考えながら準備し、実践することもまた、ビブリオバトルの魅力です。
さて、先日開催された「第7回大阪府中高生ビブリオバトル大会」に本校から代表生徒1名が参加しました。
参加に先立って、図書館で自分が読みたい、紹介した本を探し、時間をかけて紹介プレゼンテーションを作り上げました。
どこまであらすじを紹介するか、どんなまとめ方をすれば興味を持ってもらえるか考えながら何度も練習しました。
そして迎えた当日。
会場は「さきしまコスモスタワー」!
何とプレゼン会場は景色がすごい44階フロアでした。
大阪府内から19名の高校生が参加、まずは全参加者(生徒、教育関係者、観覧者)の前で自己紹介です。
堂々と大きな声で自己紹介する姿はとても立派でした!
19名がそれぞれ予選グループに分かれてビブリオバトルを行います。
本校生徒も緊張した様子でしたが、堂々と5分間の紹介プレゼンテーションをやり遂げ、参加者からの質問にもはっきりと回答していました。
残念ながら予選突破ならずでしたが、他の発表者たちの工夫された発表を聞いて、とても参考になった様子でした。本校代表生徒はもちろんのこと、一緒に観覧者として参加した生徒たちも刺激を受けた様子です。彼らは生徒会役員として普段から活動している生徒です。学校説明会などでプレゼンテーションをする機会も多々あるので、これから先、自分たちのプレゼンテーションに活かしていってほしいと思います。
最後に記念写真撮影です!
今回は、公募制で本校代表生徒を選出しましたが、来年度以降、国語科と連携して授業の中でビブリオバトルに挑戦し、今後は貝塚南の新たな伝統にしていきたいと思います。