おいしい給食⑲(11/29~12/2)

学習発表会(11/26)の代休もあり、火曜日始まりだった今週。

新聞報道等でこの週の月曜日のメニュー『お好み焼き』に成分表にも出ていなかった卵が使われていて、給食喫食後、腹痛や嘔吐のアレルギー症状が出た児童生徒がいたとのことでした。本校はたまたま、代休日だったため、喫食することなく難を逃れたわけですが、アレルギー対応は子どもの命を守るために、どの学校でも細心の注意を払って取り組んでいることだけに、この事態は学校としても大変遺憾に思っています。

【11月29日(火)の献立:米粉コッペパン、ブラウンシチュー、ボロニアカツ】

【11月30日(水)の献立:ごはん、八宝菜、鶏ごぼうサラダ】

【12月1日(木)の献立:パーカーパン、ミートビーンズ、ベーコンと野菜のスープ】

【12月2日(金)の献立:ごはん、味噌ラーメン、パオシュウ】

29日のボロニアカツ。おいしい給食⑧にて、ソーセージの種類について書いていて、日本でおなじみの「ウインナー」と「フランクフルト」の大きさ(太さ)の違い、使っている腸の違いについて書いています。「ボロニア(ボローニャ)」もソーセージの種類の一つ。ウイーン、フランクフルトと同様に、ボロニアも都市の名前で、北イタリア・ロマーニャ州の州都だそうです。スライスしてカツにできるほどの大型ソーセージなんですね。

1日のパーカーパンとミートビーンズ。カツやハンバーグを挟むのと違って、ミートビーンズはパーカーパン全体にまんべんなく敷き詰められるためどこを噛んでもミートビーンズを味わえるという利点はありますが、しっかりと挟んだ状態をキープしないとボロボロボローニャになるという欠点もあって、その緊張感がまた良いです。

2日の味噌ラーメン。パオシュウが意外においしかったことは今回はさておいて、おいしい給食⑱での問題提起の回答編です。うどんやラーメンといった麺類とごはんという、いわゆる「うどん定食」「ラーメン定食」という食文化のない関東地方において、給食にうどんやラーメンが出る日の主食はなあに?という問題です。正解は「ソフト麵」。ソフト麵ということばは、テレビ等で知っている方もおられるかもしれません。テレビドラマ『おいしい給食』でも登場いたします。もちろん、関西の給食で出ることはないものです。関西ではうどんもラーメンも、だしやつゆに初めから麺が入った状態で食缶に入れられています。麺が汁物の具扱いになっている、と言ってもいいかもしれません。そうなると、うどんもラーメンも扱いは「汁物」になるため、主食(ごはん)が必要になるわけです。しかしながら、関東では、うどんやラーメンのだしやつゆには麺以外の具は入っているものの、麺は初めからは入っていないのです。純粋に「汁物」として食缶で運ばれて配膳されます。そのため、その汁物に対しての主食として「ソフト麺」が別立てで配膳されるわけです。何か一品損した気がしますね。「うどん定食」「ラーメン定食」ばんざーい!