「支援学級の充実をめざして」②

今回は、支援教育地域支援整備事業「支援学級の充実をめざして」の協働市のひとつである、
守口市の中学校での取り組みをご紹介いたします。

集団に入ることがむずかしい生徒をどう支援するか、ということを大きなテーマに取り組みを進めています。

具体的には、
支援学級在籍の生徒が、通常学級の教室で一定時間授業を受けることがむずかしい際、
どのように教員が関わるのか、また教室の外で授業に関する課題をどのように行うのか、
といったことにを中心に支援学校のコーディネーターと中学校の支援学級の先生方、教育委員会の方が
連携して取り組んでいます。

取り組みを進めていくなかで、「どの授業に参加でき、どの授業に参加できなかったか」といった授業の参加状況、
また参加できた際の参加した時間などを記録に残すことになりました。
また、授業を担当している学年の先生方に、対象生徒に関するアンケートを実施し、
授業において工夫している点と本人の様子を各教科の視点からまとめていただきました。

「通常学級にどのように参加するか」といったことをメインに始めた取り組みでしたが、
対象生徒の「集団の中でのコミュニケーション力を高める」ことを目標にすることで、
支援学級の取り組みを研究授業として扱うことになりました。

通常学級での授業に参加するための支援、通常学級の授業に参加することがむずかしい際の支援も継続して行い、
支援学級という集団の中で人とのかかわりを学ぶ、といった内容で研究授業を12月中旬に実施する予定です。

また、1月下旬に予定している北河内ブロックを対象にした実践報告会でも、
研究授業やこれまでの取り組みを報告していただきます。

今後も、支援学校のコーディネーター、中学校の先生方、教育委員会の先生方と連携して
取り組みを進めていきます。