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北河内ブロック実践報告会「支援学級の充実をめざして」を開催しました①

1月25日(水)に、大東市民会館を会場に、平成28年度支援教育地域支援整備事業北河内ブロック実践報告会「支援学級の充実をめざして」を開催しました。

「支援学級の充実をめざして」の取り組みは今年で3年目を迎えています。今年度は北河内地域から協働市を募集し、協働市により推薦された小学校、中学校とそれぞれ取り組みをすすめてきました。

当日は、それぞれの取り組みの内容と成果、また今後の課題を、北河内地域の小中学校の先生方や市の教育委員会、府立支援学校の先生方など、多くの方々に報告しました。

今回は門真市の小学校との取り組みを報告いたします。


<実践報告内容>

・門真市の小学校との取り組み
「支援学級での読み書き指導について ~特殊音節の指導を中心に~ 」

支援学級での読み書き指導、特に特殊音節の指導を中心に取り組みをすすめてきました。
「文章が易しいうちに指導したい」という先生方の思いから、1年生児童の支援学級での授業について取り組みました。

取り組みの内容としては、
MIM(多層指導モデル)の指導方法を活用し、特殊音節のルールを視覚化、動作化して学ぶ活動や、
学習内容の定着を図るための、児童が身体を動かす学習ゲームを授業に取り入れるなどしました。

また、11月には門真市内の先生方を対象にした公開授業を実施し、地域の小中学校の先生、校内の先生、門真市のリーディングチームの先生、また支援学校のコーディネーターなど多くの方が参加されました。
公開授業ののちには研究討議を実施し、「児童の実態やつまずきを把握する」、「振り返りの場面を設定する」、「『できた!わかった!』をひとつでも多く持てる授業作り」など、支援学級のみならず、通常の学級でも活用できることの確認を各グループになって行いました。

取り組みをすすめるなかで、通常の学級での授業で、支援学級で学習したこと、たとえば特殊音節の動作化などを活用する児童の姿が見られるようになりました。
また、公開授業なども通して、通常の学級の先生より「視覚的教材の活用、授業の流れの整理を行っていきたい」との意見が出るようになりました。

今後の課題としては、支援学級の取り組みを通常の学級、校内の教育活動、または市全体での共有にいかにひろげていくか、といったことを報告しました。