7月24日(火)北河内支援学校相談サポートセンター(KSC)主催の支援教育公開講座の第2回目が行われました。講師に和歌山大学の武田鉄郎先生をお迎えし、
「叱らないが譲らない提案・交渉型アプローチの効用
~発達障がいのある子どもの不登校等二次障害を予防する視点を持つ~」
をテーマにご講義いただきました。
『提案・交渉型アプローチとは、子どもが「できない」「分からない」など、立ち往生したときに、子どもの主体性や自主性を重んじ、同時にその子どもに寄り添う状態で子どもが「選択」できる状態を設定し、指導・支援する方法』であることを、「自尊感情」「愛着の問題」とともにたくさんの具体的な事例をもとにご講義いただきました。
一例として、“子どもが掃除しない時に「なんでやらないの?」ではなく「どうしたらできるかな?」と言葉かけすることが提案・交渉型アプローチであり、できない原因を見つけることが重要である“ことを原因の分析を含めた内容でお話しいただき、現状について考えさせられるとともに、教育現場ですぐに活用できる講義内容でした。