国際理解の授業でゲストティーチャーをお招きしました

3年GSC(グローバル・スタディ・コミュニケーション)コースの選択科目「国際理解」に11月中、2名のゲストティーチャーをお招きしました。

11月1日(火)は大阪成蹊大学国際観光学部のデイヴィス恵美先生をお招きしました。デイヴィス先生はイギリス滞在中に子育てや地域ボランティアに参加した経験をもとに、イギリス社会に根ざした相互扶助の文化や、そこで必要となるコミュニケーションの役割についてお話くださいました。異なるバックグラウンドを持つ人どうしのコミュニケーションにおいては同じ単語であっても違った意味を持つ例などを挙げて、体験ワークショップなどを交えた講義となりました。

11月29日(火)にはMSF(国境なき医師団)のメンバーとしてアフリカの南スーダンで活動され、先月帰国した手術室看護師の佐藤真史さんをお招きして、MSFのことや南スーダンの状況、一緒に働く世界中から集まったスタッフや、病院にやってくる人々との出会いと別れなど、貴重な現場の体験をもとにしたお話を聞かせていただきました。食糧や清潔な水を確保できない地域が、気候変動による大洪水でさらにひどい状況となっているという話を聞くと、南スーダンで起こっていることが、遠い世界の他人事とは考えられなくなりました。