先週、ノーベル賞各賞の受賞者の発表がありました。
物理学賞では、日本人3名が受賞しました!
青色発光ダイオード(LED)の研究に関してです。
消費電力が少なく、寿命の長いLEDも青色がなければ、光の3原色がそろいません。
青色LEDを開発するのは難しく、20世紀中には無理だとも考えられていました。
しかし、彼らの功績のおかげで、青色LEDは実用化され、身の回りで応用されています。
例えば、スマートフォンなどの液晶ディスプレイやブルーレイディスクなど。
ここ数年、日本人のノーベル賞受賞が相次いでますよね?
誇らしい限りです。
さて、今年のノーベル平和賞の受賞者はご存知ですか?
マララ・ユスフザイさん(パキスタン)とカイラシュ・サティヤルティさん(インド)です。
ともに、子どもや女性の教育の権利を訴えてきました。
マララさんは17歳です。
泉北の生徒たちと同世代です。
平和賞の受賞を聞いたのは、化学の授業中だったそうです。
イスラム過激派から命を狙われていて、今はイギリスに住んでいます。
サティヤルティさんは、
インドで強制的に働かされている子どもたちを何万人も救ってきました。
児童労働は遠い貧しい国の話ではないと言われます。
商品を安く売るために、安い労働力が求められます。
そうしてつくられた商品は我々先進国が買っている。
私たちは、どのような態度でそうした話を聞けばよいのか?
今回のノーベル賞で、
日本の科学技術力の強さと、世界(日本も)が起かれている現状とを実感しました。
マララさんの受賞を聞いた時、「欧米の宣伝に利用された?彼女は何歳まで生きられるだろう」と気の毒に思いましたが、そんな自分が恥ずかしくなりました。なぜなら、彼女はそんなことに関係なく命をかけて生きているからです。