天神崎の自然とナショナル・トラスト運動

 本日5時間目に総合科学科生徒対象の講演会がありました。5/22に予定されている

校外学習の事前研修ということで、「天神崎の自然を大切にする会」の玉井済夫氏に

来校いただき、お話を伺いました。

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ナショナル・トラスト(National Trust)運動というのは、1895年にイギリスで起きた

自然保護運動で、"一人の一万ポンドより一万人の1ポンド"というスローガンのもと、

国民の信頼(National Trust)を得ながら、法律による支援や募金による自然地区

の買い取りなどを行い、その後世界中に広がりました。日本でも1964年に鎌倉市

で始まり、天神崎でも1974年に環境保全運動が始まりました。

 

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玉井氏のお話は大変興味深い内容で、特に天神崎の岩礁の広さと高さが、潮

の干満と関係して、時間とともに一帯の景観も変化していくということが印象的

でした。また天神崎は豊かな自然相にも恵まれており、引き潮時の潮だまりに

は様々な海洋生物が生息している様子が観察できるそうです。

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写真はイソギンチャクカクレエビというエビで、イソギンチャクと共生しながら外敵

から身を守るために擬態を行っているという珍しい生き物です。天神崎ではこの

ような光景がたくさん観察できるということで、5/22の校外学習が楽しみになり

ました。