昨日,「目標は必ず数値にせよ!」と書きました。
青山学院大学陸上競技部監督の原晋さんの言葉でした。
原晋監督はまた,その数値目標は,
今の自分の半歩先くらいがちょうどよいとおっしゃっていました。
そこで,具体的に「1日2時間勉強する」というのを挙げてみました。
しかし,
1日に2時間も勉強できない。
という人もいるかもしれません。
難しく考えなくてもいいのです。
家に帰ってからではなく,
学校の昼休みや通学の電車での時間を
有効に活用してみてはどうでしょうか? (自転車の人は無理ですが)
また,
大事なのは半歩先の数値を具体的に挙げることです。
「1日2時間」に大きな意味はありません。
「1日単語帳2ページ」でもいいのです。
実行できる数値を設定して,必ずやり遂げることが大切です。
ただし,少し気になることがあります。
通学時に泉ヶ丘駅から学校まで
単語帳などを見ながら歩いている生徒がいます。
勉強熱心でいいことですが,
道路はいつでも安全とは限りません。
勉強に集中しすぎると危険なこともあります。
周りに気を配りながらでは集中できますか?
単語を覚えるというのは情報をinputすることです。
その英単語がどんな意味か思い出すことは,得た情報をoutputすることです。
この2つは別の行為です。
いつでもinputのスイッチをオンにしていても,必要なときにoutputできるとは限りません。
だから勉強しても睡眠時間を削ってはいけません。
睡眠がinputのスイッチをオフにしてくれます。
通学中に勉強する場合も(あくまで電車通学の生徒に対してですが),
電車の中や電車を待つときに単語帳を見て,
歩いているときはinputしない方が効果的なこともあります。
何より安全です。
がむしゃらにやるのではなく,
またテスト前に追い込まれてやるのでもなく,
スマートで効果的な勉強の仕方を
考えてみてはいかがでしょうか?