テストの活用法

中間考査は2日目ですね!

この時期にしては暑い日が続いていて,コンディション良好とはとても言えませんが,

あと2日がんばりましょう!!

 

さて,テストというと嫌なイメージがありますが,

好きでも嫌いでも受けなければならないのなら,

これを活用しない手はありません!

 

勉強というのはinputoutputの両面があります。

授業を受ける,単語を覚える,ノートを見返す,といったことはすべてinputです。

一方でテストを受けるのはoutputに当たります。

自分の頭の中にinputされたものを解答することで外に出すのです。

 

この2つの作用は全く別物です。

だから,後で見返して「あの単語の意味〇〇だった」と思い出したりするのは,

(私も学生時代そうでした)

inputはされているのですがoutputを練習していない証拠です。

 

そのため,定期的にoutputの練習をした方がいいのです。

そのために,テストはある考えるべきでしょう。

 

数学や物理は英語などに比べてinputする量は少ない分,

outputに重きが置かれるように思います。

(その分,苦手な人はinputでつまづいてしまい,outputにまで至らないことになります)

そのため,たくさんの時間が演習に割かれています。

物理学者で東大名誉教授だった阿部龍蔵さんは,

「物理学をマスターするの二本柱は実験と演習である。」

と書かれており,これを私は,前者がinput,後者がoutputと解釈しています。

また阿部龍蔵さんは続けて,

「この事情は物理学に限らず他の学問でも同じで,

1つのことを習得しようと思ったら訓練が必要な事情は,ある意味普遍的なものといえよう。」

と書かれています。

 

少し話が飛びましたが,

結論としては,

テストをoutputのための訓練と

とらえてはどうでしょか?

ということです。

 

訓練だから,失敗してもいいのですが,

その失敗を振り返らなければいけません。

練習試合に負けて,なぜ負けたのか考えなければ,行った意味がありませんよね?

だから必ずやり直しをしてください。

 

定期考査は(これはあくまでも私見ですが)相当下手な点数でない限り,何点でもいいんですよ。

大切なのは,

① outputには訓練がいること

② 訓練の失敗は次に活かすこと

です。

 

 

我々教員も,outputの訓練になるようなテストをつくらなければなりませんね。