防災教育 炊き出し訓練篇

先日、2年生の国際文化科の選択授業の「科学と人間生活」で、炊き出し訓練をしました。

校内で伐採された木を薪にして焚き火をし、その炎で米を炊いて焼き芋を焼きました。



まず、米の準備です。

鍋に米と水を入れ直接火にかけると鍋底が焦げ付いてしまい、後で洗うのが大変です。

なので、ジップロックのフリーザーバッグに

米(無洗米のほうが防災向き)と同量の水(無洗米なら少し多め)を入れ、

鍋にこのジップロックと水を入れて加熱します。

そうすると焦げ付きませんし、鍋に入れる水は飲料水でなくてもいいので節約できます。

(加熱用の水は使い回せます)

今回は水の変わりにお茶やジュースを使いました。

これも水がない場合の対策です。



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野菜ジュースや



カルピスも試しました。



焼き芋はサツマイモを水で濡らした新聞紙で巻き、さらにアルミホイルで2重にくるみました。



準備が出来たら、グラウンドの片隅で炊き出し開始です。

技術職員さんに加工してもらった一斗缶に割り箸を入れて、



火をつけます。

火が大きくなったら大きめの薪を入れて炎を大きくします。



一斗缶の上に鍋を置いて加熱開始です。

結構、炎が上がります。

煙も出ました。

定期的に鍋の中を確認します。

鍋の水が沸騰したら、火力を落として10分ほど加熱します。

ジップロックの中の水が米に吸収されて、米が柔らかくなれば出来上がりです。

焼き芋は一斗缶の中に入れて加熱しました。



最後は時間がなくなってきて、少し芯のあるご飯になりましたが、

何とかご飯も焼き芋も食べることが出来ました。



さて、野菜ジュースやカルピスでつくったご飯はどんな味だったでしょうか?