防災教育 防火対策篇

今回は、防火対策です。



まずは問題です。

阪神・淡路大震災の火災原因でもっとも多かったものは何でしょうか?




正解は、電源からの出火です。

激しい揺れで電源がショートするなどして、出火するものです。

全体の約半数がこれです。

では、電源からの出火を防ぐためにはどうしたらいいでしょうか?




答えは簡単。

電気を使わない。

いや、それは無理なので、災害時にブレーカーを落としてください。

しかし、揺れている最中は、そんな余裕はないと思いますので、

自宅から避難するときにブレーカーを落として避難してください。



ただ、被災時にそのことを覚えてはおけないかも知れないので、

こんなものを紹介したいと思います。

DSC02847.JPG

なんでしょう、これは?



感震ブレーカーといって、大きな揺れを感じたらブレーカーを落とす装置です。

3000円ほどで購入でき、

ブレーカーの上に取り付けることで地震の際に自動でブレーカーを落としてくれます。



しかし(地震発生時のみに限りませんが)不幸にして目の前で出火してしまった場合は、

出来るだけ初期消火することが求められます。

電源からのやてんぷら油などからの出火の場合、

水では消火できないので、消火器が必要になります。



学校の消火器です。

これを標準装備している家庭はほとんどないと思いますが、

こんなのもあります。

消火スプレー

ホームセンターなどで1000円ほどで購入できます。

もちろん自力消火が無理だと判断したら、速やかに避難してください。

とくに煙は危険です。

ただし、出火を防いだり、初期消火が出来たりすると、

火災による被害の拡大を防ぐことが出来るのを忘れないでください。