２年生現代文のニュース・レヴューをご紹介します！

　先日、実習生の授業を見学したときに、漢字の小テストの用紙に面白いものがあるのを発見しました。本日のニュースや気になったことについてのレヴューを書いているのです。担当の先生からこれはと思われるものを集めたプリントをいただきましたので、その作品をいくつかご紹介します。

①　この間、生物講義室に置いてあった落とし物箱を見ると、とてもたくさんの消しゴムが入っていた。消しゴムは安価でどこででも売っているので、誰でも手軽に購入することができる。だからといって粗末に扱ってはいけないと思う。実際消しゴムが消しゴムの役割を果たし終えるまで使ったことがある人は少ないと思う。私もそうだ。いつもすぐなくなってしまい、少し探してなかったら次の消しゴムを買ってしまう。スマートフォンをなくしたら見つかるまで探すのに。腕時計をなくしたら見つかるまで探すのに。どんなものでも最後まで使い切ることが大切だと思う。地球にある資源は限りがあるのだから。

②　以前、俳優の竹内涼真さんがTwitterで盗撮についてツイートしていた。「盗撮されるより、直接声をかけてくれたほうが嬉しい」という内容だった。他にも最近盗撮される人が増えているみたいだ。自分が好きな芸能人に会えたら、感極まっていけない行動に出てしまうのもわからなくもない。もし私が同じ状況におかれたら同じことをやってしまうかもしれない。けれども、撮られた相手はいい気持ちにならないし、盗撮は犯罪になることもある。やらないにこしたことはない。最近のスマホなどのカメラは音が鳴らないようになってきているのでますます盗撮がやりやすくなっている。一人一人が常識を持って行動すべきだ。

③　僕はいつもこのレビューを書くとき迷ってしまうし、書くのが面倒だと思ってしまう。なので今回はレビューを書くことにどんなメリットがあるのか考えてみようと思う。まず一つ目に思いついたのは、単純に文章を書くことに抵抗がなくなることだ。二つ目はこのレビューを書くにあたってニュースをみようと思える。なのでこれからはレビューを書くとき困らないように、家でニュースなどに目を通し、書けないということがないようにします。

④　先日の遠足の時、写真を撮りました。写真といっても一眼レフなどではなく、スマホで手軽に撮れるようなものですが見返してみるとなかなかによいのでは、と思える写真が数枚ありました。嵐山の駅の小綺麗さと少し古風なデザインの装飾。和風モチーフが好きな私にとっては至福の時間でした。実際に電車にお目見えすることは叶いませんでしたが、来年にでもまた来ようと思いました。カメラロールに残る京都の雅な風景とおいしかった食べ物の写真。一枚ちらりと覗くだけでも、楽しかった記憶とその時の温度を感じられて、私は大好きです。

　いかがですか？たった５分の間にこれだけのことが書けるなんて大したものだと思います。そしてこのレヴュー集の最後は次のような言葉で締めくくられています。

　 本日のニュース・レヴュー作品はどうでしたか？

　　ただ読むだけではなく、読んだレヴューについて感想や、

　　ここはメタ化できるのでは？などと考えてみましょう。

　あなたの国語力上昇につながります。頑張りましょう。

　この言葉で締めくくるようにしたのも生徒のアイデアだそうですがこれまた素晴らしい姿勢ですね。２年生の皆さん、せっかくいい材料があるのだから是非とも感想を考えたりメタ化を行ったりしてください。国語力がアップするだけでなく、間違いなく思考力が身に付きますよ。