1年生の7月学力テストの振り返りから。

 今日の午前中は7月に行った学力テストの1年生の振り返りシートを読みましたので、象徴的なものを二つご紹介します。まずは4月に比べて成績が向上した生徒のものから。

 春休みはそれまでの受験の緊張から解放された安心感からか、勉強の手を緩めたのかな?でも4月のスタディーサポートの結果を見てきちんと分析し、そんな自分の姿に気付いたのですね。4月以降、きっと頑張って「嫌いだから手をつけていなかったところ」を克服したのでしょう。7月までに春休みの分を取り戻したのは立派です。多くの生徒がGTZを下げている中、一つ上げているのは素晴らしいです。次は授業中のリスニング頑張ってくださいね。

 このように、成績が上がった生徒の多くは、「きちんと結果を分析、自分の課題を把握、克服のための目標を立てる、しっかり実行する」という流れができていますね。

 次は残念ながら下がってしまった生徒の例ですが、この生徒はきっと次はリベンジしてくれそうな予感がします。なぜなら分析と課題把握まではできているからです。

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 4月に立てた目標、「1日1時間」が実行できなかったようで、7月は二つもGTZが下がってしまいました。「言うは易く行うは難し」と世間で言われるくらいですから、多くの人にとって「実行」することが課題のようです。でも、「実行できなかった」ことが今の結果につながったことに気付いただけでも良かったです。気づきがなければ次は始まりませんから。 「実行なき者に成功なし」ですので、次の11月の学力テストに向けて「1日1時間」、まずは10分でもいいので毎日机に向かう習慣づくりから始めてくださいね。 あとひとつ、大きなことに気づきましたね。定期テストで「できた」ことが、学力テストでも「できる」とは限らないのです。「本当に独力でいつでもできるか」―常にそのことを意識しながら、学んだことが本当に自分のものになるようにしっかりと「定着」させてくださいね。

 これまでにも何度もお話ししましたが、私は、高校生活において「1年生の後半の過ごし方」が一番大切だと考えています。特に勉強に関しては、これから年度末に向けて学習習慣を落とさずに努力する生徒と、悪い意味で高校生活に慣れて?狎れて?しまって要領よく過ごそうとする生徒とでは、結果に大きな差が出ます。しかも時間が経てば経つほどその差は広がります。 「やればできる」泉陽生は、「やらなければできない」泉陽生でもありますが、できれば全員「やるからできる」泉陽生になってほしいものですね。