英語を勉強しているだけなのに、何か力が湧いてきた。うまくいくかわかりませんが、夏休みの間に少しそんな難題に挑戦してみようと思います。
speak の過去形は何ですか?spokeですね。(私は中3の時に授業中にspeakedと答え、しかも「スピークドゥ」と一度言い、先生に首を傾げられたので「スピークトゥ」と言い直した悲しい過去の持ち主です) 過去分詞形はspokenですね。ではここで質問です。speakの未来形は何ですか。
未来形はありませんが正解です。では、動詞の何形で未来を表すのでしょうか?もうわかっているはずですね。原形です。つまりspeakですね。原形そのままでは未来を表すことができないので助けが必要です。それが「助動詞」です。(動詞を助けるのですね)。そして「不定詞」(定まらない詞)。では、この二つの詞はどんな役割を果たしているのでしょう。
それは主語や話者の想いや可能性を表すために使われているのです。
具体的には、お母さんから質問されたとします。あなたはまだやっていなかったとします。
Mother: Did you do your homework? John: No, I didn't, but I will do it.
Paul: No, I didn't, but I can do it.
George: No, I didn't, but I may do it.
この中ではだれが褒められますか? 本当は誰も褒められないが正解でしょうが、3人の中でということになるとJohnは100%やるつもりという意志を示し、Paulは80%、Georgeは50-50ということになります。つまり助動詞は自分の意欲を表す道具として使えるということです。
これを不定詞では、 Yoko: No, I didn't, but I am going to do it.
Linda: No, I didn't, but I am able to do it. と表すことができます。
(決して同じ意味ではありません。John よりYokoのほうが褒められます。これは以前進行形のところでお伝えしたまざまざ感との関連ですが、ここでは割愛します。)
未来にははっきりとした「形」はありません。自分の心から発し、導かれた結果出来上がったものが「形」となっていくのです。Willの名詞の意味は「意志、願望、決意」などを表します。さあ、今日から何かをやろうと思いついたらI will~で言葉に出してみてください。力が湧いてきませんか?「意」は「心」に下支えされた「音」ぜひ、ぜひ音に、声にしてみてください。
いい夏休みでありますように!