12月12日(水) 忠岡町立忠岡小学校

忠岡小学校では、平成23年度より引き続き国語科を通してパッケージ研修に取り組んでいます。今年度は、「自ら考え、理由などを説明して文章にまとめる力をつける」を研究テーマに設定しています。研究の方法として、3部会(低学年部会、中学年部会、高学年部会)に分け、10月には低学年部会として2年生が提案授業を実施して「適切な指示を与える」「モデルを見せる」「交流する場面を設定する」などを切り口にして協議を行いました。今回、中学年部会では、4年生が提案授業を実施しましたが、「相手にわかりやすく伝える」を中学年部会の目標にして、「接続語を使った文章を書く」「書いた文章を読み合う」「その時間に書いたことを、その時間の中で交流する場を設定する」などの手立てを通して、研究テーマに迫りました。

 当日の提案授業では、授業の観点を前もって明らかにして授業観察を行い、研究協議会につなげました。研究協議会では、グループに分かれて、授業の観点を踏まえて提案授業での子どもの具体的な姿を通して協議し交流しました。講師の大阪府教育センター指導主事からは、この提案授業を通して、「新たな課題が明確になったことを次につなげること」「子どもの反応が想定したことと異なる場合、その次の活動へのつながりを工夫すること」「教師の『こんな力をつけてほしい』という思いを、子どもに理解させて取り組ませること」などの具体的なポイントを助言していただきました。また、どの教科でも学校全体として「子どもがその授業を通して『こんなことができた』という達成感を得ることが大切である」ことを全体で確認しました。2月には高学年部会の5年生の提案授業を通して、1年間の研究を振り返り今年度の効果検証を行います。

31.jpg32.jpg