2月15日(金) 泉大津市立誠風中学校

 2月15日(金)、泉大津市立誠風中学校において、パッケージ研修支援の第6回研究協議会が開催されました。本年度は国語科を研究教科としました。

 平成22年度から始まったパッケージ研修支援も3年目を迎え、その集大成となる今回は、授業参観後の研究協議会において各教科の年間の取組についての報告もあわせて行いました。

 研究協議では、授業の結果をもとに授業の成果や課題を明確にする過程を通して、指導内容や指導方法の具体的な改善を図るなど、教科の枠を越えた参加者全員の授業改善をめざしました。協議の視点を授業評価シートの①「授業規律」④「本時の目標の生徒理解」⑨「生徒が主体的・積極的に取り組む」⑬「振り返りでの満足感」の4つ(=教科の枠を越えた共通する大切な観点)に絞り、「どうすればよかったか」「今後どうすればよいか」また、各自の教科に置き換えて考えられることなど授業の改善策を提案・検討するグループディスカッションを実施しました。

まず、今回の授業研究においてもS-T分析を実施してその変化をみていきました。プレ授業に比べて「その他」の時間が減少し、生徒の発表・交流など、活動の場面が増加していることがグラフから見て取れ、授業内容が大きく変わったという分析が出ました。

グループディスカッションは教科ごとに分けられたグループで行われましたが、観点を絞って協議したため、活発な意見の交流が行われました。「生徒の活動の時間を多くとっている」「プレ授業と比べてずいぶん授業に工夫がなされていた」「他教科の授業の進め方が参考になった」「自分の授業に取り入れていきたいところもあった」等の意見が出ました。

 講師である大阪府教育センター指導主事からは、全教員がベクトルをそろえて共通の目標に向かって突き進む推進力がすばらしかったことと、今後の課題は、授業規律を守りながら子どもたちの出番を作ること等、来年度に向けての取の示唆をいただきました。

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