枚方支援学校では、キャリア教育の視点からも教育活動に取り組んでいます。
(キャリア教育は、「職業的な自立」という視点だけではありません。
小学部・中学部・高等部を通して、「社会的な自立」「社会の中で自分の役割を果たす」などの
視点で取り組んでいます。)
高等部1年では、作品展の日に中学部の生徒を対象とした模擬販売「牛乳パックマーケット」を行いました。
これまで「職業Ⅰ」の授業内で、牛乳パックを使って、模擬コイン「ミルク」を作ったり、
商品を作ったりしてきました。
当日、受付の係がお客さんである中学部の各生徒に、模擬コイン300ミルクを渡して、
買い物のコーナーやボウリングゲームのコーナーで接客などの係を分担して行いました。
受付で模擬コインを渡す仕事をはじめ、各お店でも「いらっしゃいませ」と大きな声でお客さんを呼び込んだり、
模擬コインのやりとりをして商品を渡したり、ボウリングのピンを直したりして、
それぞれが役割を理解して責任を果たすことができました。
慣れないことだけに戸惑いもありながら、お客さんにも楽しんでもらえていることが、
生徒たちのやり甲斐になっている様子でした。
この経験を自信に変えて、来年度の作品展での販売学習につながることを期待しています。