遠く徳島より、鳴門教育大学大学院学校教育研究科教授/鳴門教育大学発達臨床センタ ー所長を務めておられる小倉正義先生にオンラインで「発達障がいといじめ~特別支援 学校におけるいじめ対応を考える~」というお話をいただきました。
いじめが発生するしくみ、多様な特性がある子どもたちに起こりやすい問題やできる支 援・対応などについて学んでいきました。具体的な架空事例も複数提示していただき、 学年教員同士で「もし目の前で起きたらどうするか」についての意見を積極的に交わす 姿がありました。 たくさんの大切なトピックの中で、とても印象的だったのは「肯定的な学校風土作り」 です。
「私たち教員自身が子どもたちの良きモデルであること」 「子どもたちが多様性を理解でき、助け合える関係性を育てていくこと」
が、いじめ起こりにくい学校風土をつくり、それがいじめの予防につながるというお話 でした。
いじめへの予防や対応は「特別な何か」だけではなく「日々の学校生活の中」にもある と感じました。そんな教室、学校を 2 学期からも作り続けていきたいと改めて考えまし た。
小倉先生からたくさんの学びをいただいた後、その知識を使いながら各学年で校内ワー ク研修も行いました。学年というチームで、自分たちがモデルとなって子どもたちのど んな関係性を育てていきたいかを話し合い共有しました。チームとしてじっくり話し合 う大切な機会のひとつとなりました。
子どもたちに寄り添い支え合いながら、保護者のみなさまと連携しながら、これからも 安全で安心な学校づくりに努めてまいります