本校では地域の方々との交流を目的に、今宮高校の教員が授業を担当する「教養講座」というものがあります。
今年度も楽しく、ためになる講座が10講座そろいました。
6月には『今宮歴史体験講座』としてまが玉作りと拓本体験の授業があり、近隣の小学生たちも参加してくれました。やわらかい石をけずってまが玉を作ったり、古代の瓦の模様を写し取ってしおりを作たり、なかなか体験できないようなことができたようです。
また、7月には『雅楽ってなんだろう?』というテーマで雅楽の歴史や楽器紹介を本校の和楽器担当の先生が講座を開いてくださいました。
本校には雅楽で使われる「笙」「篳篥(ひちりき)」「龍笛」があり、昨年度までは授業でも使われていました。この雅楽の楽器がここまでそろっているのは公立の学校ではおそらくないであろうと先生はおっしゃっています。これぞ、総合学科の強み、とでもいうところでしょうか。
受講された方々も体験されましたが、なかなか難しい楽器でした。
すぐに音が出る楽器ではないようです。
この雅楽というものは口伝えなどで受け継がれていくことが多く、舞も含めてお師匠さんから伝授されていくということで、本当に「伝統芸能」であるとお話されました。
これを途絶えずに日本に残していくために、少しでも多くの方々に知ってもらいたいと最後は締めくくられました。
貴重な授業、本当にありがとうございました。
まだまだ、これからも教養講座は続いていきます。
小学生対象のものもありますので、どうぞ奮ってご参加ください!