防災用具の補充等に来られました

 先週4月末日に、浪速区職員の方が来られました。本校は浪速区内に18か所ある「災害時避難所」の1つとして指定されており、大地震などの発災時には、地域の方々の避難所として機能します。また、「津波避難ビル公共施設」としても指定されており、南海トラフ型地震などの大地震が発生した際には、市の職員の方が来られ、私達教職員も一緒になって、地域の方々と共に本校を避難所として運営することなります。

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 この日は、校舎南側のゴミ置き場に隣接する倉庫内の防災倉庫の点検と物品の補充に来られました。特に近年は日本語の分からない外国人の方が多く、そのため日本語以外の言語で書かれた案内板などが補充されました。

 大地震発災時には、実際に受けた被害の程度によって、どれだけの人が避難しに来られるか分かりませんが、水も電気もなく、例えば寒い真冬の避難所生活を、体育館で過ごすような場合は、決して十分な量とは言えないように思いました。

 また、地域の方々と一緒になって防災訓練をする必要性を強く感じています。二次避難から避難所運営まで、地域の方々とともに力を合わせる努力と実働的な訓練を毎年繰り返し実施しておかないと、いざというときに迅速かつ的確な行動ができないのではと危惧します。一朝一夕にはいきませんが、少しずつでもよいので新たな取組みを進めていきたいと考えています。

 もちろん、本校の生徒や教職員が学校にいる間に発災することも十分考えられます。生徒や教職員用の飲料水やビスケットなどは別の場所に格納しています。使わなくて済むことを願っていますが、いずれ使う日が来ることを覚悟して受け止め、できる備えをソフト・ハードの両面からしておくことが大切だと感じています。

 浪速区職員の皆さま有難うございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。