11月5日(土)北海道札幌市において、一般財団法人日本ライオンズ主催、「第1回全国特別支援学校フットサル大会」が行われました。この大会は、障がいの種別を問わず、学校単位で参加することができます。この日は、全国各地の地域予選を勝ち抜いてきた10チームが集い、熱い戦いを繰り広げました。本校サッカー部は、8月に行われた関西予選を優勝し、関西代表として参加しました。
前日4日(金)は、朝早く関西国際空港に集合し、飛行機で北海道へと向かいました。初めての飛行機で緊張する選手もいましたが、2時間のフライトを楽しみ、新千歳空港へ到着しました。他校と合流し、宿泊するホテルへバスで向かいました。ホテル到着後、大会の開会式に参加しました。開会式では、予選リーグの抽選会があり組み合わせも決まりました。開会式後は、食事会があり、各チームキャプテンの挨拶などで盛り上がりました。この日は、次の日の試合に備え、早めの就寝となりました。
大会当日5日(土)。起床後、朝の健康チェックで選手みんな元気に集合...と、いきたいところでしたが、慣れない環境で寝不足の選手が数人いました。体調には問題がなかったのですが、少し試合への不安が募りました。ホテルからバスで試合会場の体育館へ到着すると、選手の顔つきも変わりいよいよ試合モードへ。初戦は北信越地区代表との試合。緊張感がありながらも、選手全員が出場し、着実に得点を重ね9‐0で勝利しました。第2戦は東関東地区の代表でしたが、幸先よく先制点を奪い、守備も危なげなく無失点で3‐0で勝利することができました。第3戦はこの大会の最大の山場、サッカーの全国大会でも常連の九州地区の強豪が対戦相手でした。試合序盤から押し込まれる展開。時折、カウンターでシュートを打つも得点には至らずでしたが、組織的な守備が機能し、無失点で切り抜け0‐0の引き分けでした。予選最終試合は5点差以上の勝利で予選1位になることができる状況でした。試合開始から前からプレスをかけ積極的に得点を狙いに行きました。3点までは順調に得点できましたが、4点目が遠く、時間だけが過ぎていく試合展開。選手も徐々に焦りが見えてくる中、残り4分で4点目が入り、5点目は頼れる選手が得点し、そのままタイムアップ。薄氷を踏む思いで、何とか予選1位通過を決めました。満身創痍のなか迎えた決勝戦。対戦相手は中国地方の代表でした。試合前の入場でアンセムが流れ、会場中の注目を浴びながら試合ができるという、選手にとってはとても貴重な体験。決勝では、今まで練習してきたことを存分に発揮し、この大会初めての失点もありましたが、落ち着いた試合運びができ、6-2で勝利することができました。
記念すべき第1回大会で、見事、優勝することができました。選手たちは喜びを爆発させた後は安どの表情を浮かべていました。優勝の余韻もありながら、試合後、閉会式のためホテルへ移動しました。閉会式では、とても大きなトロフィーを授与していただき、全員で記念撮影を行いました。選手全員、とても良い表情をしていたのが印象的でした。
その後の食事会では、他校の生徒と仲良くなった選手もいて、和やかな雰囲気の中、記念撮影や談笑する姿が見られました。
最終日は、ホテルで朝食後、バスで新千歳空港へ。搭乗するまで時間があり、お土産を購入したりお昼ご飯などを購入しました。予定通りのフライトで、無事に帰阪しミーティングをして解散しました。
この大会を参加するにあたり、参加した選手はもちろんサッカー部全体として、いろいろな場面で成長した姿を見ることができました。このような貴重な体験ができたのも、普段からサッカー部の活動にご理解ご協力していただいている保護者の皆様、関係者の皆様のおかげだと思っております。たくさんの応援、ありがとうございました。
また、このような選手が活躍できる素晴らしい大会を実施してくださった、一般財団法人日本ライオンズ様にはこの場を借りて感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。
第1回大会全国参加校数70校の中での優勝!!!!!
とても素晴らしい成績を収めたサッカー部の皆さん、本当におめでとうございます!!
今後もサッカー部の活躍を期待しています!