先生方も学びます。教職員人権研修。

 中間考査期間中ではありますが、午後からは、高槻市立中学校の元校長で、現在、高槻市の小中学校の初任教員のサポーターをされている上田誠一先生をお招きし、小中学校で行われている人権学習、また、その歴史についてお話していただきました。

 本研修は、本校の教員研修としてだけでなく、高槻市内の府立学校初任者合同研修としても位置づけ、関係の府立学校からも先生方にお越しいただきました。「地元を知る」「人権教育のバトンを繋ぐ」といったテーマも併せて実施しました。

 中高連携の必要性は日々感じていますが、今日は、中学校での人権教育の実践を知り、高校での取り組みに繋げることや、「人権に係る世の中の動向」を改めて確認し、それらを踏まえて日常のあり方と教育活動を考えることなどをテーマに、具体的な事例や人権政策の動向(近年整えられてきた法整備)等について、説明していただきました。

 特に印象的だったのは、自主的・主体的な活動が増える高校生段階において、「芯の所で繋がり合えるか」「ありのままの自分を互いに認め合える居場所(安全・安心な居場所)を見つけられているか」という問いかけでした。

 今後社会に出る高校時代の繋がりや感性を次世代に繋げるために、様々な学びや人間関係の醸成等が行われる大切な時期です。
 **「誰一人取り残されない社会」**の担い手として、(人権侵害を許さない)感性を持ち、(気付き・声をあげるなど)行動できる、そうした人を育てられるよう、小中学校からバトンを受け継いだ思いを改めて確認する、ひと時となりました。