狭山Today(26年)

狭山校長が発信する狭山高校の日々の姿です(平成26年度)

3月の総括

 公募の民間人校長として、大阪府立狭山高等学校に勤務し、早3年がたちました。任期は終了しましたが、継続を命じられさらに2年間勤務することになりました。  学校現場は自衛隊と違い、短期間で舵を切るのは難しいところです。多くの皆さんから「狭山高校は変わりましたね。」と、よく言っていただくのですが、私としては「チームさやま」のようやく下地ができてきたかな、という感じです。  これからの2年間で、さまざま...

3月30日(月) 青春の一コマ

 30日(月)は、卒業コンサートでもある本校吹奏楽部の定期演奏会が、SAYAKAホールで行われました。例年、土・日の昼に行ってきましたが、今年は会場が取れず夜の開催となりました。2時間半の熱演に、思いを巡らせると様々な青春のドラマが繰り広げられたのだな、と改めて感激しました。吹奏楽にはスポーツほどの激しさは感じられませんが、入学時に楽器を扱ったことのない生徒が、本人の努力と仲間の励ましによって一人...

3月25日(水) 早すぎる死

 先日卒業したばかりの男子生徒が突然亡くなり、告別式に参列しました。大学進学も決まり、車の免許を取りに自動車学校に通っていたある日、頭が痛いと眠りについたまま、帰らぬ人となってしまいました。18歳8か月での死は、あまりに早すぎます。ご家族にとってあまりに突然過ぎて、ご子息の死をなかなか受け入れられないのではないでしょうか。多くの同級生が涙を流しました。出棺の間際に、曇り空から涙雨ならぬ涙みぞれが降...

3月23日(月) 後期発表と合格者説明会

 昨日までの陽気とは裏腹に少し肌寒くなった週明け、後期入学者選抜の発表が行われました。240名の合格発表とあって、前期とはまた違う光景です。大半が合格するので、大歓声を上げ抱き合う姿が各所に見られました。  午後は、保護者同伴の合格者説明会を行いました。各分掌等からの説明の後、保護者と生徒は分かれて、それぞれ説明を聴き、再び合流して物品購入を行います。毎年同じ光景ですが、準備には学年団の熱い思いが...

3月19日(木) 活気が戻った学校

 16日(月)に後期入試を行い、この3日間生徒の登校を禁じ、朝から晩まで採点業務を行っていました。23日(月)の合格発表に向けて、まだまだ採点業務は続きますが、今日から生徒の登校が可能となり、いつもの活気が戻ってきました。折しも朝から雨ですが、体育館、廊下、教室で活動し、元気な声が聞こえてきます。  この前期・後期入試も今年までで、来年度の入試からは3月の1回のみとなります。3学期の活動は今より活...

3月13日(金) 3年生のいない終業式

 久々に全校生徒が登校し、終業式を行いました。3年生が卒業し2学年しかいないと、やはりさびしいものです。1,2年のそれぞれが進級し、1ヶ月もしないうちに新1年生を迎えると思うと、時がたつのは早いものだと思います。  今日は、「配置、立場、役割が人を育てる」という話をしました。一般社会だけでなく学校生活においても、学級代表、クラブのキャプテン等の役割につくことで、果たすべき責任が生じ、周りからも認め...

3月7日(土) 第3回学校説明会

 3月7日(土)は、前期入学者選抜の発表が終わり後期入学者選抜の受け付け開始までの唯一の土曜日です。本校は、前期・後期入試が始まった年から毎年、この時期に学校説明会を実施してきました。前期・後期入試が今年で最後となるので、背水の陣で臨みました。  前期合格発表後、面識がある37校の中学校の校長に電話をし、今年の説明会の案内をしました。その成果と言えるかどうかわかりませんが、昨年の約2倍の方々が、来...

3月3日(火) 桃の節句に卒業式

 今年は、3月3日に卒業式を行いました。私にとって、初任校における初めての1年生です。この3年間ともに歩んできた学年だけに、特別な思いがあります。式辞の中で思い出を少し話しました。  卒業の歌には、年度当初に不慮の事故で亡くなった同級生が好んでいた曲、Bump of Chicken の「花の名」を選びみんなで歌うという、やさしい学年でした。  生徒にとっては3年間という一つのプロセスかもしれません...

3月1日(月) 前期合格発表

 定期考査が終了し、野球部、サッカー部、陸上部がグラウンドで練習しているそばで、前期合格者が発表されました。例年と同様、悲喜こもごもの風景です。今年は、その中に多くの在校生が混ざっており、何事かと思ったら、中学校の後輩の様子を見に来ているのです。狭山高校も先輩が後輩に語り継ぐようになってきたのかと、少し嬉しい気がしました。

2月の総括

 2月の後半は、前期入学者選抜、定期考査等で校内の空気もピリピリと張りつめた日々が続いています。  学校協議会の会長を務めていただいている帝塚山学院大学の瀬川先生が、「隠れたカリキュラム」ということを言われています。学習には、「学校」のカリキュラムだけでなく、「家庭」や「社会」の及ぼす影響が大きいということから、この言葉を使われているのですが、とても納得できる言葉だと思いました。学校教育に携わって...

過去の記事