2014年12月アーカイブ

12月の総括

 中央教育審議会の答申が出て、求める人間像を追求するために、6年後、大学入試が大きく変わります。現在の知識偏重型から、「思考力・判断力・表現力」の育成に力点が置かれます。本校を振り返り、どのように力を伸ばしていくかは、授業を進化させることで取り組んではいますが、最近の授業の中では「生徒の表現力を伸ばす授業」が多くなってきました。その一つが、保健の授業で取り組んだポスター・セッションです。多くの学校...

12月27日(土) 狭山池クリーン・アクション

 27日(土)は、大阪狭山市の狭山池クリーン・アクションに、学校を上げて参加しました。生徒会役員、放送部、ダンス部、軽音楽部、野球部、ソフトボール部、男子バレー部に加え、有志の生徒、顧問の教諭等総勢100名です。  今年は、狭山池の水がかなり抜かれ5m水位が下がったため、往年のゴミ、がれき、流木等が姿を現していました。約1時間半、それらを拾い、運び、泥だらけになり、まじめな狭山生たちは頑張りました...

12月26日(金) 冬休みの学校

 クリスマス・イヴの日に終業式を行いました。クリスマスを楽しもう、という雰囲気の生徒も多かったと思います。終業式には、「常識と教養」について話し、冬休みの宿題として「震災等で避難するとき自分のリュックに何を詰めるか優先順位をつけよう」という課題を出しました。しっかり考えてくれるといいのですが、なかなか明日災害が起こるかもと考えるのは難しいということを私は経験済みです。何事も「備えあれば憂いなし」で...

12月23日(祝) アクティブ・ラーニング

 京都大学高等教育研究開発推進センターの溝上先生から、学校から社会に出るトランジションと学校におけるアクティブ・ラーニングについて、お話を聴く機会を得ました。溝上先生とお会いするのは3回目となりますが、校長になりたての頃はあまりよく理解できませんでしたが、校内で課題を見つけ、授業改善に取り組んでいるうちに、アクティブ・ラーニングの重要性が実感できるようになりました。どの分野でも現場経験は重要ですね...

12月18日(木) 嬉しい光景

 期末考査が終わり、今週は午前中で授業が終わりますが、午後は各講習が実施されています。ある教室を覗くと、生徒が黒板に向かって数式を書いて解説をしているではありませんか。聴いている生徒は一人です。「何をしているの?」と尋ねたら、「数学を教える代わりに、国語と英語を教えてもらっています。」との答え。なるほど、生徒同士で教え合いをしているんだ、と嬉しくなりました。「仲間を増やして大いに教え合いをしてね。...

12月15日(月) 進路を考える

 本日は、1年生に対し、進路講演会と職業別進路ガイダンスが行われました。進路講演会は、今日で23XX回目という近畿大学入試センターから講師を迎え、駿台予備校講師時代の興味深い経験談を含め、生徒たちにガツンと進路を意識させてもらいました。やはり、志を高く持ち目標がないと人は頑張れないのだ、ということを言ってくださいました。進路別ガイダンスは25項目あり、生徒たちはその中から2項目を選び、熱心に聴き入...

12月13日(土) 第2回学校説明会

 進路が決定している男女2名ずつ4名の高3生が、学校説明会で話をしてくれました。それぞれ属していた部活動での思い出、学校行事での苦労話と達成感、長期留学の経験や夏休みの勉強合宿等、中3生が気になっていることを「ありのまま」生徒目線で話してくれて、また質問に応じてくれました。教員が話すよりも年齢が近い分かなり説得力があったようです。  ちょうど中3生は併願する私立高校を考えている時期ですから、校長と...

12月11日(木) 教育講演会

 リクエストから1年かかり、ようやく講話が実現しました。期末考査中の教員研修に、佛教大学教育学部長の原清治先生にお越しいただき、「いま高校の教育活動に求められるもの」と題して、ご講演いただきました。せっかくの機会なので、保護者の皆様にも多くいらしていただきました。  最近の高校生が、他律的で、見られ感が強く、関心が外に向いていかない、という指摘から始まり、それは学校教育だけではどうにもならず、家庭...

12月6日(土) 私の人権週間

 今週は、人権に関する学びの多い週間でした。5日(金)の午前中は、府立人研の校長部会全体研修会で、日高庸晴氏(宝塚大学看護学部教授)による「性的マイノリティーの生徒が安心して学校生活を送るために」という講話を聴きました。同じ性的マイノリティーでも同性愛者のような性的指向と性同一性障害とは全く異なることを認識する必要があります。どちらも差別から人権問題となり、命にかかわる問題にまで発展している実態が...

 京都に本部を持つ同志社大学と立命館大学は、毎年本校から数名ではありますが入学する大学です。最近、この2校を見学する機会がありました。  まず、「同志社大学」には、PTAの社会見学で行きました。2年前に整備されたLearning Commonsという学習かつラウンジスペースと礼拝堂を主として、学生アルバイトの方々に案内していただきました。Learning Commonsは、各国対応のパソコンがあり...

11月の総括

 11月は、各学年ごとに進路を意識したキャリア教育に取り組みました。  近い将来、大学入試センター試験が廃止され、大学入学者選抜に新方式が導入されます。このテーマについて、独立行政法人大学入試センター副所長、ベネッセコーポレーション、リクルート進学総研の方々から、お話を伺いました。土曜日の午後には、さまざまなところで講演会が開かれています。表現は異なりますが、異口同音に言われることは、新方式の入試...