12月11日(木) 教育講演会

 リクエストから1年かかり、ようやく講話が実現しました。期末考査中の教員研修に、佛教大学教育学部長の原清治先生にお越しいただき、「いま高校の教育活動に求められるもの」と題して、ご講演いただきました。せっかくの機会なので、保護者の皆様にも多くいらしていただきました。

 最近の高校生が、他律的で、見られ感が強く、関心が外に向いていかない、という指摘から始まり、それは学校教育だけではどうにもならず、家庭における親のスタンスも影響しているということで、教師も保護者も深く考えさせられる内容でした。定番のヘリコプターペアレンツや便所飯の話もありました。コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力が求められる中、群れる力(グループ内の凝集性を高める「結束型」)とともに、交わる力(グループ間をつなげる「橋渡し型」)の養成が必要だと締めくくられました。

 各人の立場、経験によりヒットしたところが異なると思いますが、ぜひ続編を聴きたいと思ったのは、私だけではないと思います。アナウンサー張りの美声でウィットに富む軽妙な語り口には、魅了された方も多くいたことでしょう。