3月30日(月) 青春の一コマ

 30日(月)は、卒業コンサートでもある本校吹奏楽部の定期演奏会が、SAYAKAホールで行われました。例年、土・日の昼に行ってきましたが、今年は会場が取れず夜の開催となりました。2時間半の熱演に、思いを巡らせると様々な青春のドラマが繰り広げられたのだな、と改めて感激しました。吹奏楽にはスポーツほどの激しさは感じられませんが、入学時に楽器を扱ったことのない生徒が、本人の努力と仲間の励ましによって一人前の奏者に成長してゆく過程には、どれほどの汗と涙を流したことかはかり知れません。

 今年卒業した3年生25名も改めて制服に身を包み、狭山生最後の演奏に挑みました。各学年とも同級生が会場に詰めかけていましたが、とりわけ卒業生は大勢来場し、卒業してまだ1か月もたたぬというのに、まるで同窓会のように懐かしがっていました。

 数年前から始めたマーチングとカラーガードも徐々に見栄えのするものとなり、楽しみの一つです。また今年は、ジャニーズの嵐の「GUTS」という曲に振付をして、学校の各部活動メンバー、教職員、PTA等多くの方々が映像で出演しました。昨年から始まったこの試みもすっかり定着し、準備は大変ですが、学校中の参画意識を高め、みんなを応援団にする作戦としては大成功で、素晴らしいアイデアです。

 吹奏楽部の主顧問は新採3年目の女性教諭ですが、とうとう指揮デビューを果たし、3回も登場してくれました。教員が努力する姿は、生徒にとてもよい影響を与えていると思います。アンコールでは、主顧問が指揮し、監督である部外講師がユーフォニウムを演奏するという一幕もあり、それがまた"The way we were." だったものですから、私たち以上の年代はしびれてしまいました。

 生徒たちの青春の一コマを共有でき、充実したひとときとなりました。