6月11日(水) 体育大会で一段と成長

 梅雨の時期の体育大会ということで、天候がとても心配でした。しかし、前日、私は鳥に頭上からふんをバシャッとかけられ、「これで運がついた」ということで、天候は持つと確信しました。当日は、曇天で風があったためとても過ごしやすく、お湿り程度の雨も気にならず、熱中症の心配もなくベスト・コンディションでした。

 3年の体育総合を選択している生徒たちが実行委員となり、体育大会を運営するやり方を始めて3年になりますが、定着してきました。本校卒業生の教育実習生が、体育大会を生徒が運営していることに驚いていました。また、体育の授業で毎回行うボイス・ランニングで入場する方法も板についてきました。また、各学年8クラスとなった昨年から、クラス毎の分団編成を始めて2年目です。

 狭山高校では、体育祭ではなく体育大会を行ってきました。体育の授業や部活動で身につけた体力等を検証する場であり、自分自身の成長を体感してほしいと、生徒には要望しました。生徒たちが提案した競技も走行を中心としたものが多く、分団毎にしのぎを削りました。女子の400mリレー、男子の400mリレー、部対抗リレー、台風リレー等は大いに盛り上がりました。そして、分団対抗リレーで締めくくりました。

 先日3年生の家庭総合の生徒が訪問した大阪狭山市立西幼稚園の園児たちがミニ運動会を行い、一緒に「キッチン体操」を踊りました。夕方のラジオ番組で、「孫が近隣の高校の体育大会で一緒に踊らせてもらって、喜んでいました。」とコメントされていたようです。また、昼食後、サプライズでダンス部が踊っていると、3年女子が次々と現れ、3年女子全員でダンスを踊りました。全員で踊ることができ、さぞかし一体感を感じることができたと思います。ファンファーレや校歌の演奏では吹奏楽部の出番ですし、終始放送部のアナウンスで動きが決まりました。

 保護者は200名を超え、PTAの役員の方々は飲み物に販売を行い、生徒たちののどを潤してくださいました。大阪府教育委員会からは和田教育センター所長が来校され、また、大阪狭山市教育委員会からも視察に来られました。

 今年もまた素晴らしい体育大会を行うことができ、3年生の活躍を中心とする大会運営に、1・2年生も今後に期待を寄せているのではないかと思います。クラブ単位で各係を担当し、準備、片づけを含め、きびきびした動きに好感が持てました。