7月20日(日) ユネスコ・スクールの活動

 UNESCOは、「自国の利益のためだけの教育ではなく、世界や人類のための教育を」という理念で活動しており、全世界にはユネスコASPnetスクールとして、9800校が加盟しています。日本には約700校の学校が加盟しているそうですが、大阪では2001年に3校から始まり、現在37校が加盟しています。

 本校は加盟校ではありませんが、ユネスコ・スクール加盟校から異動してこられた先生が活動を継続し、生徒1名が活動に参加しています。今年11月には、岡山県で世界大会が行われるということで、昨年アジア大会を行った大阪の加盟校が主体的に支援しているというところでしょうか。朝9時過ぎには、岡山の高校生たちがバスに乗って、大阪府立大学のキャンパスに続々と集結してきました。大阪と合わせて約500名の高校生、大学生、各学校の担当教諭による活動が始まり、学校教育では得られない、地域活動ともまた違う、フィールドを変えての教育の場があることに気づきました。

 そのミッションと学習領域は、①世界のつながりと国連の役割、②持続可能な開発のための教育(ESD)、③平和と人権、④文化間の学び合い、であり、現在はESD教育を軸に、学びが行われています。以前私は、生徒の学力が極端に違う学校が集うので不思議な気がしていましたが、ようやく謎が解けた気がします。