8月の総括

 少し暑さが和らいできましたが、今夏は全国的に異常な気象が相次ぎました。最近は、異常気象という言葉を聞かないくらい、異常気象が続きました。

 先日、全国学力テストの結果が発表されました。大阪は相変わらず低迷していますが、たとえ経済的に厳しくとも大阪の元気な子たちを見ていると、伸びていくエネルギーというか、底力はあると思います。皆でもう少しやる気を出せば、平均は越えられるのではないかと信じています。

 この夏、堺筋本町にある企業家ミュージアムに足を運びました。政治の中心である東京に対して、大阪はなにわの時代から経済の中心でした。105名の企業家たちの業績がわかりやすく展示されているのですが、大阪出身者だけでなく、全国各地から集まる人々のアイデアを駆使したチャレンジ精神は、素晴らしいと思います。大阪は、そういう人々をひきつけるすごい場所なのです。五代友厚に代表される近代大阪の経済の基礎を築いた人々、紡績業、貿易、金融、建築、製薬、鉄道、重工業、生活用品、食生活、レジャー、新聞、エネルギー電化、流通、、食文化等、時代の流れの中で必要なモノが生み出されてきましたが、その発想力と決断力には目を見張るものがあり、こんなに身近なものが大阪で生み出されてきたのかと、感激しました。

 大阪はすごいところなのです。おもしろおかしくだけ生きるのではなく、ちょっと真面目になれば、底力を発揮できると思いますよ。