5月14日(木) 南極と南極の氷の話

 勤務して4年目となり、生徒全学年が入れ替わりましたので、3年前のように全校生に「南極と南極の氷の話」を実施しました。今回は、4択と3択のクイズ形式で授業を進めました。8問を用意しましたが、全問正解者は全校で1名のみでした。一番難しかった問題は、「南極の氷の厚さの平均はどのくらいですか?」という質問で、答えは2500m。一番厚いところでは4000mもあり、富士山より高いわけです。温暖化で、南極のすべての氷が解けたら、世界中の海の水位が約60mも上がり、大変なことになりますね。あとは、「南極の平均気温は?」、「南極は日本の何倍くらいの大きさ?」、「南極の氷の味は?」、「南極に棲む一番深く潜る動物は?」、「昭和基地は日本からどれくらい離れている?」、「南極へは、現在、何という船で行っている?」、「暴風圏では、船が何度まで傾いたでしょう?」という問題を出しました。また、砕氷艦「しらせ」が、どのように氷を割って進むのかや、南極の氷はなぜ白く濁っているのか、について説明し、探検家白瀬矗中尉の南極探検の話も紹介しました。

 生徒たちにとって、南極の氷を見るのは初めてだったでしょうから、興味を持ってくれたと思います。太古の昔の空気がはじける音を、耳を澄まして聞いてくれました。