3月27日(日) 久遠~いのちの堤となりて

 このタイトルは、大阪狭山市に本拠を置く「表現倶楽部うどぃ」の今年の公演のタイトルです。狭山池築造1400年記念行事の一環として、また、うどぃ第10回記念公演として行われました。もう10年たったのですね。全国各地に仲間が増え、年々メンバーが増えています。総勢140名の出演でした。

 今年のストーリーは、狭山池に集まった風南、夢翔、星葉の3人が、龍神の化身里宇と水の精サヤカにより古の世界に導かれ、そこから新たな生き方に目覚める気付きを得る、というものでした。風の声を聴き、夢のかけらを見つけ、星の輝きから、明日へと続く絆を見出していきます。狭山池の改修に携わった名僧である行基と重源が出てくるところは、史実に基づいており、興味深かったですね。10周年ということで、舞台も観客も異常なほどの盛り上がりを見せました。

 本校卒業生も応援出演、裏方、司会等に活躍していました。表現倶楽部うどぃは、中高生の居場所づくりと感動体験を提供する場として、市立公民館青少年セミナー事業として始められました。本校生徒は、先日卒業した生徒を最後に、在校生の中にはうどぃのメンバーがいなくなり、さびしい限りです。ぜひ、狭山高校にも進学してほしいものです。うどぃは、地域におけるキャリア教育の場だと思います。10周年を機にさらなる発展を祈っています。