10月7日(水) キャリー校との交流復活

 オーストラリア、パースにあるキャリー校から、13名の生徒が3名の先生とともに来校しました。日本への来校は6年ぶりのことです。本校からは隔年に語学研修でキャリー校に出かけていましたが、東日本大震災以降、福島原発の放射能を保護者が心配され、キャリー校からは2回来られませんでした。昨年、校長自らキャリー校へ行き、正式な姉妹校提携をするとともに、安全性を強調し、今回の来日になりました。

 来日し、京都、奈良、広島、倉敷を研修したのち、本校で3日間過ごしました。セレモニーで全校生徒に紹介し、昨年キャリー校を訪問した生徒を中心にバディーを組み、2・3年のクラスに入ってもらいました。オーストラリアの州当局の方針で、ホームステイが許可されなかったのでバディーたちは残念がっていましたが、学校では思う存分おもてなしをしていました。授業風景もところどころ覗いてみました。実技系の書道、美術、音楽、家庭(調理)、体育(剣道)では、大きな笑声が聞こえてきました。英語でのゲームを用いた授業や数学では副校長による微分・積分の特別講義とか、印象的なものもありました。また、試験一週間前でしたが、茶道部のお茶会も経験してもらいました。

 引率の先生方に、本校生徒の印象を聴いてみました。すると、「friendly、generous、politely」という答えが返ってきました。生徒たちも自分たちにできることを一生懸命やり、また、楽しんだのだろうと想像されます。最後に、キャリー校の生徒に、狭山高校で楽しめましたか?友達はたくさんできましたか?と聞くと、大きくうなづいてくれました。最終日は、いたるところに miss you、miss you、miss you が渦巻いていました。いつか、世界のどこかで会いましょうねと伝えました。