7月の総括

 夏休みに入ると学校はますます活気を帯びます。狭山高校の場合は、部活動、文化祭の準備等で生徒は毎日のように朝から活動しています。クラス担任を持つ教員は、親子との三者面談を行います。保護者が入れ代わり立ち代わり学校に来られます。各教科担当の教員は、3年生から1年生まで各教科ごとに講習を行います。まるで予備校の夏期講習みたいです。また、3年生は恒例となった8耐(8時間耐久自主勉強会)を25日(月)~27日(水)の間行いましたが、約50名が参加しました。

 猛暑の中、ボランティア活動も行っています。23日(土)には、狭山池クリーンアクションには約50名が参加しました。また、29日(金)には、ダンス部が大阪狭山市の「好寿苑」という老人福祉施設で活動します。初めて呼ばれましたので、ファンが増えることを期待しています。

 先日、東住吉高校の芸能文化科の卒業講演会に呼んでいただきました。23日(土)とても暑い日でしたが、行事に合わせ和装で出かけました。40名の芸能文化科の3年生が主役ですが、その裏方を芸能文化科の2年生、1年生が務めていました。「筝曲」、「日舞」、「狂言」、「仕舞」、「舞囃子」、「落語」、「演劇」、「長唄」と約2時間半にわたる公演でしたが、見事な舞台でした。通常の勉強に加えお稽古がかなり入ると思いますが、努力の跡が十分にうかがえました。特に長唄の謡と三味線は総員参加なので圧巻でした。好きだからできるのかもしれませんが、仲間での協力も必要ですし、芸事を通じて成長するグループなのですね。「文楽」も習っているとは思いますが、大阪ならではの発表も加わると最強でしょう。特定のことに打ち込めるというのが、高校生の特権だと思います。すがすがしい気分になりました。さまざまな分野で、大阪の高校生はがんばっています。