今日は国語の授業を見学しました!

 今日は国語の授業を見学しました。1限目は3年生の古典です。内容は前時間の続きの考査の答え合わせ、残りの源氏物語の解釈でした。言葉と意味のつながりや文法について順を追って丁寧に倫理的に解説されるので、きちんと取り組めばしっかりした考え方が身に付くと感じました。

 2限目は2年生の古典です。こちらも源氏物語に取り組んでいました。2年生は模試などでよい成績を残してくれていますが、1限目の3年生と比べると文法に対する知識・理解度でまだまだ伸びしろがたくさんある(笑)と感じました。逆に3年生はさすが3年生といったところでしょうか。

 3限目は2年生の現代文です。次の単元である夏目漱石の「こころ」の導入で、漱石自身のことや小説全体の概要、登場人物について詳しく説明されていました。私は高校2年生の時に「こころ」「山月記」と出会っていなければ国語の教師になっていなかったかもしれません。それくらい大きな影響を受けた作品ですので、2年生にはこの機会にぜひとも全文読んでほしいと思います。

 4限目は1年生の現代文です。内山節「余暇について」を音読してから概要のまとめなどに取り組んでいました。今日の冒頭の部分では「権利と義務」について述べられていましたが、本当に大きな意味を持つ内容だと思います。1年生のみなさん、もう一度しっかり読み返しながらじっくりと考えてみてください。

 あと私の隣にいた男子、質問に行かせてごめんなさいね。でも疑問を持ったら納得するまで考えるのが「泉陽生する」です。常にクリティカルに考えて、抱いた疑問は必ず解決していく、これが学力向上への重要なポイントですので実践してください。

 5限目は2年生の古典です。こちらも源氏物語「若紫」でした。源氏物語を読む際には敬語と助動詞に対する理解が不可欠です。逆に言えば、頑張ればそこの力が大きく伸びますし、敬遠すれば大きな忘れ物を背負うことになります。2年生のみなさん、来年に向けてここはしっかりとがんばってください。あと、S君が疑問点を先生にしっかりと質問していたのが非常に良かったです。

 6限目は1年生の古典です。今日は助動詞「らむ・けむ」の確認と「べし」の使い方に関する内容でした。助動詞の意味の取り方について、具体例と納得できる論理に基づいて説明されるので非常にわかりやすかったです。M君の「こずえ」に対する質問もよかったです。しつこいようですが、疑問を感じられるというのは学力が伸びるポイントの一つです。泉陽生には常に「なぜ?」「本当?」と考えられる人になってほしいと思います。

 今日は1年生のみ7限目があり、体育館に集まって教務選択に関する説明を行いました。先日の大学学部学科訪問もそうですが、今日の教務選択は進路実現の具体的な一歩です。自分の将来について保護者の方とも相談しながらしっかり考えてみてください。

 【追伸】

  先日来話題になっているカーディガンでの登校ですが、再度生徒指導部で確認してもらいました。結論から言えば、この移行期間に関してはカーディガンを羽織っての登校も可能です。寒暖の差の激しい季節です。各自で体温調節に留意しながら体調管理に努めて元気に登校してください。