５月考査が終わってちょうど１週間経ちましたので、振り返りシートが私のところに次々と提出されています。ということで、今日も朝から校長室に籠って振り返りシートをチェックしましたのでいくつかご紹介します。
よくあるのが上のようにクラスの平均点を基準に考える内容のものです。平均点より上だと安心できる気持ちもわかるのですが、私は自分が高校生の時にクラスの平均点に何の意味も感じていませんでした。別にクラスの友達と同じ大学を受けるわけではなかったからです。泉陽生もほとんどの生徒が大学進学を目指しています。だから３年生になると平均点は関係なくて、自分自身に「何がどれくらいできるのか」が問われるようになります。
下は３年生の先輩が書いた振り返りですが、この先輩は３年生の中でも大変優秀なんですよ。本当に定期テストで９割取る力を持っているのです。それでも模試で結果を出せないと悩んでいるのです。（多分持っているけど使う訓練がまだできていないのでしょうね。）
１・２年生の皆さん、３年生になった時のことを考えて、「定期考査なんてできて当たり前！問題は模試で結果出せるかどうかだ！そのためにも定期考査は常に１００点取るぞ～！」くらいの勢いで勉強してくださいね。
下も同じく１年生の古典の振り返りシートです。１年生の今の時期なら多分まだ動詞しか習っていないと思いますが、動詞の活用表が分らないとこの先すいぶん苦労すると思いますよ。今日は３年生の古典の振り返りシートも読みましたが、要復習項目としてたくさん上がっていたのが「文法」でした。でもウチの３年生なら動詞はできると思います。苦労しているのは多分「助詞」「助動詞」「敬語」あたりでしょうか。１年生の皆さん、当たり前ですが今は基礎中の基礎、一番簡単な内容を学習しているのです。覚えるべきことは今覚えてください。先送りしてはいけません。先送りするとどんどん溜まってきますよ。気が付くとすでに取り返せなくなっているなんてことになりますので頑張ってくださいね。
下はまたまた３年生の振り返りです。当たり前ですが３年生でも古典が苦手な生徒はいます。そんな生徒に対してどうすればいいか担当の先生がきちんとアドバイスくださっているのが朱書きされた文字です。ここまでアドバイスいただいたらあとは本人が実践するかどうかですね。３年生に限らず泉陽生の皆さん、勉強の仕方が分らない人は担当の先生でなくても結構です。誰でもいいので聞きやすい先生にまずは相談しましょう。どんな形でもいいのでまずは一歩踏み出しましょう。
今日はずっと校長室で振り返りシートとにらめっこしていましたが、４限目だけ校内を歩きました。すでに実習生が授業を行っており、ほんの少しずつですが授業を見学しました。みんなしっかりと大きい声を出して授業できていましたし、私が見た限りでは結構きちんと授業できているように思いました。さすが元泉陽生ですね、先が楽しみです。次は時間を作ってじっくりと見学に行きたいと思います。
