今日の４限目のホームルームの時間、３年生は体育館で人権講演会を行いました。お話し下さったのは神戸市のハローワークでキャリアコンサルタントをなさっていらっしゃる高木さんです。高木さんは昨年度も６９期生に向けて講演をしてくださいました。
初めに、将来の就活に向けて大学では何をするべきなのかについてアドバイスをいただきました。次いでブラック企業の実例や自分が関わった場合にどうすればいいのかなどについて、最後にアルバイトでも有給休暇があることや労災保険が使えることなどについてご説明くださいました。
今日の最初のお話で、「大学に行っても、現在みんなが部活などで頑張っているのと同じように、自分が興味を持ったこと、面白いと感じたことを一生懸命するのが大切だ」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思いました。泉陽生も遅かれ早かれ、いずれは就活などで「面接」を受けますが、その時に必ず聞かれるのが「これまでに一生懸命打ち込んだこと」。関連して、その中で出会った困難やそれを乗り越えた体験についても聞かれます。また、対人関係で苦労した経験の有無、うまく人間関係を調整できるかどうか、調整で大切なことは何かなどについても聞かれます。これらに対する答え方で積極性や耐ストレス力、人間関係調整力、コミュニケーション力などを量ることができるからです。
泉陽生の皆さん、来たるべき社会生活での活躍に向けて身につけて欲しい力は「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」ですが、もちろん高校時代に完成するはずもありません。皆さんなら大丈夫だとは思いますが、大学は言うに及ばず、生涯にわたってこうした力を磨いていってほしいと思います。