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今日は現代文と現代社会の見学、おススメの本の紹介です!

 今日は3限目に3年生の現代文の授業を見学に行きました。生徒たちが読解に取り組んでいたのは山田詠美さんの「ひよこの眼」。主人公の中学3年生の女子生徒が、転校してきた男子生徒の瞳になぜか懐かしさを感じて惹かれていくが、最後に結構ショッキングな結末を迎えるというお話です。私も授業を見学しながら全部読みました。全体が「起承転結」にうまく構成されています。まあ文章にあまり深みは感じられませんが・・・(汗)。それよりも担当のI先生の読みの方がよほど深みがあって聞いていて楽しかったです。皆さん、街などで「ひよこの眼」に出会ったら気をつけてください――と言っても何のことだか分かりませんよね(笑)。話の内容が気になる人はぜひ一度本を読んでみてください。

 4限目は1年生の現代文を見学しました。まずは今日のニュースで気になったものから。生徒たちはO157で3歳の女児が亡くなった記事などを答えていました。私が今朝の朝刊で気になったのは「大阪にクマ出没」。茨木市に続いて箕面市でもクマが目撃されたそうです。クマの人里への出没にはついてはいろいろと考えさせられることが多いですね。さて、授業の方は続いて振り返りテストで、内容は「日本国憲法の成立」です。後半は自衛隊について、世界と比較したり映像を見たりしながら学んでいました。先生が「ありがとう」を手旗信号を実演してくれたり、ご自身のお名前を中国語や手話で紹介したり、見て感じる授業になっていました。

 明治憲法や日本国憲法に関連して、私が最近読んでいる本は司馬遼太郎の「翔ぶが如く」です。西郷隆盛と大久保利通を中心に、征韓論から西南戦争あたりまでの社会の動きや維新で活躍した人々の人間像がよく描かれています。この後の時代にどうして日本が太平洋戦争に進んでしまったのかを理解する上でも、学校の教科書だけでは知りえない事情がたくさん語られています。これを読むのも今回で5回目くらいですが、いつも「竜馬がゆく」を読んでから「翔ぶが如く」を読むようにしています(話しはほぼ繋がっていますので)。この二つを読めばペリー来航から西南戦争くらいまでの流れは掴むことができますので、日本史を学ぼうという気のある泉陽生にはおススメです。