5月9日「進路手引き」序言

「将来自分がしたい」こととの『出会い』に向けて

 

校 長 渡邊 和也

 

高石高校は、「勉学、部活動、学校行事の三分野すべてに情熱をもって取組み、しかる後に自分の希望する進路に到達する心爽やかで逞しい生徒を育成する」ことを教育目標にしています。

この教育目標のきわめて優れた点は、「進路に到達する」となっているところです。「すべてに情熱をもって取組む」のも、「自分の希望する進路に到達する」のも、皆さん自身です。そして自分でいろいろと取り組んだ結果、やっと希望の進路に「到達」するのだという意味に思えます。

希望の進路に「到達」するには、「自分がこれからどのように社会参加をしていくのか、拠って立つ基盤を決める」ことが必要だと私は思っています。現時点では、将来自分がしたいことがよくわからない、興味関心はあってもそれが本当にできるか自信がないという人は多いと思います。でも人と人が『出会う』ように、必ず「将来自分がしたい」こととは『出会える』のです。ただ、何もしないでじっと待っているのではなくて、その『出会い』に向かって、今はこの分野でやってみるという姿勢がなければ、「将来自分がしたい」こととの『出会い』はありません。この「今はこの分野でやってみる」と決めるには、皆さんの中に、自分にふさわしい進路と『出会う』準備ができていなければなりません。「すべてに情熱をもって取組む」ことがその準備だと思います。

この「進路の手引き」は、本校の進路指導部が長年時間をかけて作り上げてきたものです。「人」との『出会い』が、思わぬ自分の可能性を引き出してくれるように、「将来自分がしたい」ことと『出会える』よう、この手引きをガイドとして有効に活用して下さい。

あなたのおもいを、 あとおし、 たかいし

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この「進路の手引き」とともに高石高校の教職員は、皆さんの頑張る背中を全員で「後押し」したいと思っています。