10月 高石高校 同窓会報 校長挨拶

大阪府立高石高等学校 同窓会報 校長挨拶

同窓会の皆様、益々ご盛栄のこととお喜び申し上げます。日頃より本校の教育にご理解ご支援をいただき、お礼申しあげます。私は大阪市住吉区の阪南高等学校から、この4月に第11代校長として赴任いたしました。

高石高校は、①制服・②部活動・③生徒の笑顔(充実した学校生活と授業規律)という日本の高等学校を構成する3要素が魅力的な、きわめて学校らしい学校だと思います。

①制服:フルジップ・ノーボタン・濃紺の男子制服を数年前男女ともブレザーに一新、それとともに学校人気も復活しました。説明会では「制服がかわいい」という中学生の声が聞こえます。

②部活動:昨年今年と新入生の部活動参加率が75%を超え、毎年部活動参加者全員で撮影する学校ポスターも今年は中庭では全員収まり切れず、校舎玄関で撮影しました。

③充実した学校生活と授業規律:驚くことに毎年遅刻者が減り続けています。でも厳しさ一辺倒ではなく、パフォーマンス型文化祭の人気は高く、一方で今年の2年生から文系に(希望すれば参加できる)選抜コースを設けるなど、10年以上続く「朝の読書」とともに、生徒の学校生活充実へ向け取り組んできた成果だと思います。

高石高校の教育目標「勉学、部活動、学校行事の三分野すべてに情熱をもって取組み、しかる後に自分の希望する進路に到達する心爽やかで逞しい生徒を育成する」を福井前校長は「しかるのちの高石高校」と表現されています。「しかるのち」について考えてみました。

世界経済における日本の地位の低下とともに若者の内向化が指摘され、最近の教育は躍起になって「グローバル化」を強調しています。でも「グローバル化」が勝ち組への復帰スローガンに終わらぬよう、高石高校は多様な価値観を持って国際化を地元で支える人材の育成を目指したいと思います。

そこで福井語録の「しかるのち」を「後押し」という言葉に置き換えてみました。個々の生徒のやる気を高め、自信と力をつけさせるよう、教職員とともに生徒を後押ししていきたいと思っています。勝手にロゴを考えました。『あなたのおもいを、あとおし、たかいし』、英語版もあります。

勝手ロゴEnglish.jpg

1年生の37期生が卒業すると、創立40周年です。同窓会の皆様に、変わらず高石高校へ誇りを持って創立40周年を迎えて頂けるよう、取り組んでいく所存です。今後とも高石高校へのご理解ご支援をお願いします。         大阪府立高石高等学校   校長 渡邊 和也