吹奏楽部定期演奏会あいさつ H26年6月1日

平成26年度 高石高等学校 吹奏楽部 定期演奏会 あいさつ 平成266月1日 於:高石アプラホール

高石高等学校吹奏楽部定期演奏会にご来場いただき誠にありがとうございます。

音楽はメロディとハーモニーとリズムからなると言われます。吹奏楽部の生徒諸君にとって、これらはどんな意味があるのでしょうか。

吹奏楽部の部員たちは一人ひとり、この演奏会のために、まず自分のパートのメロディを一生懸命練習してきました。一人でメロディを練習しているとき、きっと他の部員が奏でる「まだ聞こえていない」別のパートのメロディが聞こえているはずです。ところが、全員で合わせてハーモニーをつくるとき、「実際に聞こえてきた」別のパートのメロディが、個人練習で想像してきた「まだ聞こえていなかった」メロディと異なることがあり、部員たちの葛藤と検討が始まります。単に仲良しであるだけでは、まとまったハーモニーはできないのです。

葛藤と検討ののちに、ハーモニーとしてまとまらないこともあります。そこで大きな意味を持つのが、顧問として、また指揮者として鈴木先生が刻まれるリズムです。このリズムが個々のメロディを調和させ、まとまったハーモニーに仕上げていきます。

今年の吹奏楽部はまとまったハーモニーに仕上げることができたでしょうか。この定期演奏会でメロディ・ハーモニー・リズムを楽しんでいただければと願っています。部員たちは「あいさつ」の言葉の発声練習から練習に入るなど、お互いの心が通じ合うことを心がけて一生懸命練習に取り組んできました。結果として、コンクールで成果をあげるだけでなく、地域の催しにもお招きを受けて喜んでいただけるようになってまいりました。皆様のご支援、ご声援のたまものです。

「あなたのおもいを、あとおし、たかいし」今後も吹奏楽部をはじめとする、高石高等学校の生徒の活動を後押しいただきますよう、よろしくお願いします。                   学校長  渡邊 和也