最近の大学院入試事情

今日は、大学入試ではなく、大学院入試の話です。

私が大学生だった今から30年前の大学院(修士課程)への進学率は6%。それが今や11%とほぼ倍増しています。

特に国公立大学の理工系学部では約6割。京都大学や大阪大学の工学部では9割近い学生が大学院まで進学しているとのこと。

文系学部でも、カウンセラーなどをめざす心理学の課程では進学率が他の学部より高いようです。

他の大学の大学院に進学する学生もいるようですが、研究室ごと研究内容が異なるためハードルは高いとのこと。

いずれにしても大学院に入るには、大学(学部)に在学中に興味のある研究課題を見つけだし、その研究室の求める学力を身につけることが必要です。

学力と言っても、大学入試とは異なり、論文を作成する力や専門分野の基礎知識、そして英語力(TOEFLを課される場合も多いようです)が問われます。

大学院まで考えて大学選びをする高校生は少ないかもしれませんが、自分がどのような学問を勉強したいかが定まらないと大学選びもできません。要は、日ごろから知的好奇心を旺盛にし、幅広く勉強し、自分が本当に何を学びたいかを見極めることだと思います。

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 <校長の集まりで、「大学院入試」の話を聞いてきました(大手前高校にて)>

(この集まりでは合わせて自衛隊大阪地区協力本部長から自衛隊でのキャリアプランの話があり、写真はその一場面です。)