朝の散歩(2)

image0.jpeg 雨のシーズンはグランドの状態が気になってしまう。通勤時か校門での朝のあいさつを終えた後、グランドに立ち、状態を確かめるのが日課になっています。

 前日はまだ湿っているように見えたところはきれいに乾いており、そのままでおいておいたらガタガタになっているように思えたところはきれいに平らに、中央の部分は丁寧に整地されているように見えました。                          昨日同様、4階から順に廊下を歩いていると、あちこちの教室で明かりがついている。HR教室の整備に勤しんでおられる先生や各生徒の皆さんの机の上に置かれている課題の冊子(ノートかもしれません)を見て、こんなに朝早くからテスト明けの初日を大事にしようと準備してくださる人がいることに驚き、心躍りました。 

  ふと外に目を移すと、整地されたグランド、右側にはラインをひかれている先生がいらっしゃいました。教室ではきれいにそろえられた壁の掲示物、整えられた机、返却済みの提出物課題、整地されたグランド、そこに描かれたライン。

  登校したときに、教室に入ったときに気づかなければすべてそれは当たり前。でも、すべて誰かが寸暇を惜しまず、労苦を厭わず、誰かのために早起きしたり、足を運んだりしてくれたおかげなんですね。当たり前に見えることが有り難いことだと気付けること、そしてそれを「ありがとう」という言葉にして伝えること。簡単なように見えて、簡単じゃないのかもしれませんね。「お疲れさまです」を伝える誰かが目の前にいないからですね。そんなときは心の中で「おかげさまで」(安心してプレーできます/すぐにテストの振り返りができそうです/気持ちの切り替えができます)とつぶやいて感謝できるといいですね。一人ひとりがいい「因」になれば、いい「運」やいい「縁」に恵まれます。「恩」を忘れませんように!

  テスト明け、いいスタートが切れますように!