まざまざ感、生き生き感。

    2年生の英語表現では現在完了形がトピックだったと聞きました。日本語の中にはない「完了形」これだけでも大変なのに、さらに「完了形」と「完了進行形」はどう違うのか?そもそも進行形になる動詞、状態動詞と動作動詞って何なのか?英語なんてこの世の中からなくなればいいと罵倒され続けた10数年の中でちょっと気づいたことを少しずつ書いていくので、少しでも皆さんの心の中に残るようなことがお伝えできればと思い筆を進めています。どうか届きますように!

     目の前で起こっていることを英語にするときにどの時制を使いますか?

  たとえば「ウッディーは大量の牛乳を飲んでいます。」を英語にするとき、

          A.Woody drinks a lot of milk.

          B. Woody is drinking a lot of milk.

     これについては以前ブログの中でも書きましたが、A.は複数回繰り返し起こることを現在形で表しているんですね。Woodyは毎日お昼休みになると牛乳をパックごと飲んでいるイメージでしょうか?Bはまさしく目の前で繰り広げられているWoodyが牛乳を音を立てて飲んでいる様子が伝わってきますね。

    心に刻むポイントー「~ing」の持つエネルギーは「~している」(まざまざ感、生き生き感)

        「映像として動作が見える(あるいは心の中に浮かび上がってくる)」

  こう考えると「動作動詞」はまだ理解しやすいですね。では「状態動詞」とはいったい...?

   心の中に好きな人を思い浮かべてみてください。その人が目の前にいます。その人に「好き」を何の動作もせずに伝えるのは至難の業ですね。「好む」という動詞は「状態」を表しているので何か「動作」(好きですと呟く、手紙を書く、メールを送る)で表さないと伝わりませんね。

   進行形になるのは目の前で繰り広げられる始まりと終わりのある動作、「まざまざ感、生き生き感」を表せるもの。ここがポイントです。

   次回は現在完了形と過去形について書いてみますね。