体育祭前夜

以下は6月3日の校長ブログからの抜粋です。

   緊急事態宣言の延長に伴い、6月20日までの行事は中止、もしくは延期という選択を迫られることになりました。応援のパフォーマンスだけを取り出して行う。あるいは緊急事態宣言明けすぐにということも考えられた中で、安全と万全な準備という観点から9月に実施するという運びになりました。3年生の企画メンバーや衣装制作の係が様々な形で取り組みを進める中での決断、一人ひとりの気持ちに思いを馳せると胸が締め付けられる思いでした。そんな中で出会った「一笑懸命」の文字。今年の体育祭のスローガンです。生徒会執行部のメンバーが前向きに、ひたむきに笑顔で描いている姿に心がほっこりしました。  

  「不運」「不幸」「不安」「不満」。うまくいかない状況で「ふっ」と(を)笑い飛ばすことによって「運」「幸」「安」「満」が心の中に残り、「幸運」「幸福」「安心」「満足」を呼び込むことができるようになる。そう呼びかけてくれるスローガンが「一笑懸命」。心の中にそっと抱きながら、今、目の前のできることに「一所懸命」になろう。その思いを強くしています。3年生の皆さん、9月の時間を体育祭に割くことができるよう、この6月の時期に瞬くような時間さえも全力を尽くして学びの時間に充ててください。「一瞬懸命」継続!

3か月半以上が経過した体育祭前夜のグランドです。

        

きれいなトラックのライン、いつの間にかきれいに抜かれている雑草。ほんの少し姿が見えるでしょうか?最後の最後まで準備をしている生徒会執行部のメンバーがテント前に垣間見えます。テントを立てたり、グランド整備、整地、ライン引き準備に携わってくれた部活動の皆さん、本当にお疲れ様です。そしておかげ様です。3か月半を優に超える時の経過にもくじけることなく、体育祭を待ち続けた多くの人の「願い」「祈り」に高く美しい芥川高校を包む青空が微笑みかけてくれるのを期待しましょう。

明日は令和3年度初めて全学年が一堂に会する記念すべき日です。待ちに待った日です。以前には「当たり前」だったことに心から「有り難い」と感じています。

「ありがとう」があふれるいい一日になりますように!