未来への贈り物

  芥川の美しく高い空は、今日は渋い「曇り空」をプレゼントしてくれました。おかげで全力で走り、跳び、回り、引き、潜り抜け、踊り切れた体育祭が実現できました。どの学年の選手たちも全力で競技に参加し、すがすがしい姿を披露してくれました。

  

 

   3年生の発表では、個々の高いレベルでのダンスパフォーマンスがみられる中で、それのみにこだわらず、タスキ、手袋、スカーフ、そで、扇子などを用いて全員が活躍できるように踊りを構成し、なおかつその陣形を考えて振付がなされていたことに感動しました。2分30秒という時間の中に、それぞれのストーリーが展開されました。学ランの手の先の静止した時の静寂美。可愛らしい、格好良い、コミカルな見え方と見せ方の同居、太鼓の伝統的な音に乗せた白手袋の勇壮美、フィニッシュがピタッと決まる練習の成果、翻る旗と踊りの一体感。すべてのクラスに対して書いたコメントをすべてはここでお示しできないほど、この150秒に凝縮されたパフォーマンスは素晴らしいものでした。

  9月という難しい時期に両方、あるいはいずれかでリーダー(体育委員、文化委員)の役割を担ってくれたみなさん、ほんとに大変だったでしょう。お疲れさまでした。文化祭と体育祭をこの短期間に行えたこと、このことが皆さんの人生の中での支えになる未来への贈り物になることを願っています。