明るい日差しはあるものの、小雪舞い散る今年一番の寒さの中、令和3年度第2回芥川高校の学校説明会が行われました。ちらつく雪に震えながら正門(南門)から各部活動部員が元気よくこころからの大きな声でのあいさつ、そして案内・誘導をしてくれました。放送部のメンバーは原稿をしっかりと読み込み、ゆっくりと分かりやすく丁寧な進行役を務めてくれました。写真部のプロデュースによる部活動紹介、そして在校生によるスピーチ。テニス部、女子バスケット部の副部長、部長としてクラブがひとつになっていく過程を体験したことで自分が一回り大きくなったと感じたという話をしてくれました。両名ともに中学3年生の皆さんに受験勉強の大変さがまた新しい自分を作る第一歩になるというエールを送ることも忘れませんでした。コロナウイルス感染症のため、一堂に会し、対面形式での実施はできなかったものの校舎をフルに活用して複数会場で、放送、DVDをご覧いただく形での開催となりました。部活動の見学も、グランド種目、体育館種目、音楽系、芸術系と様々な活動をご覧いただけたかと思います。今日ご参加いただけた参加者の方々へ少しでも本校の生徒の生の姿、自ら学校を作っていこうとする気概を感じ取ってもらえればこの説明会の意義も深いものとなります。以下、会の冒頭での私のあいさつを掲載いたします。
おはようございます
芥川高校校長の高江洲です。雪が舞い散る今年一番の寒さの中、令和3年度第2回の学校説明会へお越しいただきありがとうございます。後ほど本校教員並びに在校生からパワーポイントや動画で学校についての説明や紹介がなされますので、私のお話はそのイントロとしてお聞きください。
本日配布いたしましたパンレットの表紙をご覧ください。~こころを奏でる 想いをかなえる~ 高校生活で「こころ」を「奏で」てもらい、みなさんがそれぞれ持っている、あるいはこれから持つであろう「想い」をかなえてもらう そんな3年間を芥川で過ごしてもらえることを願っています。
では、どうすればこころを「奏でる」ことができるのでしょう。前のスライドをご覧ください。"HEART" こころを英訳した単語です。この5文字の順番を変えたり、一文字取り除いたりしてできた言葉がこころを奏でるKEYとなる言葉です。20秒時間をとりますのでいくつ思い浮かべられるか少し考えてみてください。
Time upです。いくつ思い浮かびましたか?私は21個浮かびました。今日お伝えしたいこころを奏でるKey Wordsは5語です。
一つめは(HEを取り除いた)ARTです。芸術の意味で知られるこの単語の基本の意味は「技術」「技」です。毎日行われる授業の中でいろんな「技術」を身に着けてください。その技術によって「自ら道を切り開いていく力」を備えていくのです。
二つめ(Rを取り除いた)HEAT【熱】、三つめ(Hを取り除いて、Tを先頭に持ってきたTEAR【涙】です。部活動での勝利や学校行事での成功をめざして、うまくいかず悔し涙を浮かべたり、勝利の歓喜にうれし涙を流したりする、情熱と熱意をもってとりくめる機会を手にしてほしいのです。その機会に何度も巡り合える中で「豊かな人間力」を培うことができるのです。
四つめは(HとTを取り除きRとAを入れ替えた)ERA【時代】、そして最後は(Hを一番後ろに持って行った)EARTH【地球】です。この時代に生まれ、この地球上で自分がなくてはならない存在であることに気づくこと、そして時代や地球を築いていく一員であることに目覚める。そのことによって「グローバルな視野を持ち、自ら考え、行動する力」を手にしてほしいのです。この3つの力を手に入れることによって ~想いをかなえる~ことへと繋がっていきます。
HEARTの5文字から生まれた5つの単語、ART,HEAT,TEAR,ERA,EARTH高校生活の様々な活動に「情熱」を持って取り組み、成功や失敗を繰り返しながら「喜びや哀しみ」と向き合い、「技術」を身に着け、「地球」規模でこの「時代」を作っていくことに思いを馳せることができるようになっていく。そしてその過程の中で身につく3つの力。それはあなたの想いをかなえる大きな土台となるものになります。どんな活動があるのか、どんな技術が身につくのかはこの後の説明に譲りたいと思います。
本日は、放送を通じてのご挨拶となりました。次回は対面で直接お話できることを心の中に想い描いて、私のあいさつとします。