藤井寺市立藤井寺西小学校では、今年度は「楽しく意欲的に取り組む子どもを育てるためには」～共に学び合い、豊かな心を持つ子の育成をめざして～をテーマに、算数科の授業研究を中心に年７回の研究授業を実施します。重点目標を「活用できる基礎・基本の力、思考力・判断力・表現力を育てる」とし、子どもが主体的に課題を解決する中で「考え方」を学ぶことができるよう、授業づくりを進めています。学校全体で、①系統を意識した課題を設定する、②小グループによる話し合い活動を取り入れる、という共通のてだてを設定し、校内研究を積み重ねています。
７回の研究授業のうち、４回を府教育センター指導主事による校内研究支援を受けて実施しました。多角的に改善個所を明らかにするため、①授業評価シート、②Ｓ－Ｔ授業分析、③授業者・児童の活動の記録、④デジタルカメラによる授業風景の撮影、の４点を取り入れ、討議会を行いました。
５年算数科「分数」の学年３分割習熟度別指導による授業は、「校内授業研究会・公開授業」と位置付け、参加した他校の教職員と共に研究討議を行いました。子どもが主体的に課題を解決し学び合う中で、多様な考え方を知り、互いを認め合えるようになってきました。また、自尊感情と他者を理解する力を養い、豊かな人権感覚を持つなど、これからの社会の変化に主体的に対応できる能力や態度の育成へつなげることができました。今後も、さらなる授業の充実をめざし、校内研究を進めていきます。
