9月17日および18日に、SSH科学部きのこ班の生徒が京都大学で行われた日本菌学会60周年記念大会の一般ポスター発表および高校生ポスター発表に参加しました。
この日のために研究を行い、ポスターにまとめた成果をプロの研究者の方に発表したことは良い経験になったと思います。
園芸高校からは2テーマ発表しましたが、いずれもフウリンタケ型菌類に関する内容です。
「Flagelloscypha属の日本未報告種3種について」
「Henningsomyces属の2未記載種」
フウリンタケ型菌類とはシイタケのように傘や柄のあるきのことは異なり、上の写真のようなパイプ形やカップ形を呈するきのこ種の総称です。この分類群を扱う研究者は世界的にも少なく、まだまだ新種や日本未報告種が多く存在するグループです。今回の発表も新種や日本未報告種に関する発表でした。
2テーマのうち1テーマが高校生ポスター発表にて優秀ポスター賞をいただきました。
マニアックな分類群を扱っていたためか、多くの研究者の方に発表を聞いていただきました。
また意見や質問は非常に勉強になりました。ありがとうございました。