すべてに通じること

~ 交通安全教育に参加して ~ 

  春日神社の桜も思い想いに咲き、ほぼ散ってしまいました。本校では4月16日(水)に18:00から、茨木警察署交通課・足立警部補様による交通安全教育を全校集会の形式で実施しました。足立様ご自身の体験や、視聴覚教材を使っての内容を、ほとんどの生徒がきちんとした態度で傾聴していたのは、交通安全が日々の自分の生活に密着していることを理解しているからだからだと考えました。本校生は通学・帰宅の時間がどうしても夜間になるため、ぜひ夜間の注意事項をとお願いしましたが、お話の中に充分に織り込んでいただきました。

講演後、講演の内容で心に残ったことを何人かの生徒に尋ねましたが、私は「アイコンタクトをとる」ということが印象に残りました。眼による会話です。互いに自分の存在を相手に知らせ合い、確認し合えば交通事故は激減するだろうと思います。

 その後、足立様を玄関までお連れするとき、「自分の位置と回りの状況を確認し、ルールを守り譲り合って、という交通安全の精神は社会生活のすべての場面に通じますね」という話になりました。実は、本校生徒に一番知って欲しいのはこのことです。「自分だけは別(特別)」という考え方では、路上ではたちまち交通事故の原因になってしまうでしょうし、社会生活ではトラブル続きでしょう。毎日の通学・帰宅を安全に行うということ、その努力の繰り返しが、社会性を身につけること・よりよい人になることに通じているのではないでしょうか。(平成26年4月16日)